この章では、仕入れた商品が家に届いた後、AmazonのFBA倉庫に送るまでの手順を解説していきます。
納品代行を使っている場合は、この部分の作業は代行に任せることになります。
検品
まず行うことは商品の検品です。
商品の梱包を開封しておいて、パソコンで仕入れ先のページを再度開き商品の状態を再確認しましょう。
・外観(キズ・ヨゴレ)は説明通りか?
・付属品の欠品はないか?
・商品は偽物じゃないか?
・しっかり動作するか?
(全部は大変なので、怪しいもの・高価なものに絞るといいでしょう)
これらを確認しながら、予想通り仕入れられているかどうかを確認します。
また検品をする時は商品を傷つけないように、布の手袋などを付けて作業すると丁寧です。
また細かい商品ごとのチェックポイントは、あらかじめ商品の価格を調べたときにチェックして、管理シートなどにメモしておきましょう。
Amazonやヤフオクセラーの商品説明を参考にして
検品する項目を学んでいくと良いでしょう。
清掃
検品が完了した後は、商品の清掃を行います。
新品の場合は、ほぼ清掃の必要はないですが、中古品の場合は汚れがひどい商品もあります。
このような商品は簡易クリーニングしましょう。
副業であれば、商品のクリーニングは平均して、1商品2〜3分程度で終わらせるといいでしょう。
そもそもきれいな状態の商品を仕入れるようにした方が始めは効率的です。
また写真や説明で伝わらないキズや汚れはクレームの元なので、これはクレームになると思ったものは、コンディションにしっかり記載しましょう。
掃除に使う道具は以下を参考にしてみてください。
表面の汚れ一般
・アルコールスプレー、電解水スプレー
手垢や軽い油汚れも落とせます。
しかもふき取り跡が残らず仕上がりがキレイになります。
除菌もできるので、商品説明に除菌済みど記載出来ます。
・マイクロファイバータオル
極細の繊維で汚れを吸着します。
キズも付きにくいので掃除にはお勧めです。
・除菌シート
汚れがひどいものを掃除するとき、使い捨てで使うと便利です。
細かい部分の汚れやホコリ
・綿棒
細かい部分の掃除に使用します。
つまようじなども細かい溝に挟まった汚れを落とすのに便利です。
・エアブロアー
静電気ブラシ付きのブロアーはホコリを落とすのに便利です。
・エアスプレー
家電ショップなどに売っています。
隙間のホコリなどを吹き飛ばせるので
一つは用意しておくと良いでしょう。
細かいすり傷
・ピカール
ピカールは金属を磨くコンパウンドです。
金属やプラスチックの細かいキズを取ることができます。
使い捨てのウェスなどにつけてキズを磨いてください。
・プラスチッククリーナー
プラスチックのキズを消すのに使えます。
箱のラベルやシミ
・ラベル剥がし
商品の箱に貼られているシールやラベルをはがすときにキレイにはがせます。
段ボール箱に吹きかけるとシミになるので気を付けてください。
・ドライヤー
ラベルやシールを剥がすときに使います。
粘着面が弱くなるので簡単にシールを剥がせるようになります。
撮影
検品と清掃が完了したら、商品の撮影をします。
プロの様に撮影する必要はないので、
ぜひ下記のポイントのうちできることから取り組んでみて下さい。
カメラ
スマホで十分きれいな画像が取れます。
デジカメや一眼レフカメラを使うと尚いいでしょう。
スマホは写真の編集も楽にできるので、カメラがない人はスマホで撮影しましょう。
アプリ
通常のカメラアプリを使うのもいいですが、ラインカメラなどの写真加工アプリを使うと便利です。
例えばメルカリの写真枠は縦横が1:1の比率なのですが、普通の写真アプリで撮影すると3:4の縦長の写真になります。
LINEカメラであればこの比率の調整も簡単にできますし、写真の明るさなども編集できます。
一番便利なのは、複数の画像を1枚の写真に組み込むコラージュ撮影の機能です。
この機能を使うと、登録できる写真の枚数が3枚ほどでも、より多くの画像を載せることができます。
たくさんの画像を載せたい場合は活用してみて下さい。
撮影場所
撮影場所にオススメなのは、自然光が差し込む明るい部屋です。
自然光は均一に商品全体を照らしてくれます。
自然光が利用できない場合は、できるだけ明るい部屋で撮影しましょう。
背景
背景は単色の紙か布を敷くと良いでしょう。
この時、壁に紙や布をテープで固定し、
カーブを描くようにセットすると背景がきれいに写ります。
明かり
撮影は室内方がほとんどだと思いますが
室内は思ってる以上に商品が暗くなってしまいがちです。
なので、できれば自然光が差し込む、窓の近くで撮影をすると良いでしょう。
日差しが強かったり照明を使う場合は、光が強すぎて影が濃くなってしまうことがあります。
こういう場合は、窓や照明に半透明のごみ袋や布などを張り付けると光が柔らかく均一になります。
またレフ板(反射板)を使って影を消すこともできます。
レフ板は簡単な白の紙でも、ホームセンターに売っている白い板でもOKです。
撮り方
次はスマホもしくはカメラで、写真を撮る際の工夫についてですが、まずズーム機能を使いこなしていきましょう。
ズームを使うと画質は落ちますが、画像のゆがみが少なくなります。
また背景に映る大きさもコントロールできるので、少し遠くからズームを少し使う様にして撮影するといいでしょう。
次は写真を取るアングルについてですが、商品を買う人が知りたい情報は何なのか?
を考えて、ズームとアングルを考えましょう。
例えば本体と付属品を全て揃えて、内容物がわかる様に撮ったり、型番やバーコードなどの、商品を特定できる情報をアップで撮影したり、キズや破損がある場所をアップで撮るなどの工夫があります。